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調査報告

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2017.03.02

旨いめしリレー5杯目

前回のレポートでは、「節」にこだわる職人さんのお店を紹介したよね。
なんと、その職人さんが「本物」と認める大将が腕を振るう寿司屋があるらしい!
紹介してもらったお店の名前は「和可奈鮨」。大将が握る江戸前寿司、そして熟練の技とは!?
しっかり取材してきたので、レポートするよ!
 
JR錦糸町駅北口から左に出てタワービュー通りを曲がった所に店を構える「和可奈鮨」。
2階へ上がると、右側にはテーブル席が数席あり、左側は10人程座れるカウンター席だ。
和室を改装した造りで、どこか懐かしさを感じる。
 
 
座席に通され、いよいよ大将とご対面♪
ダンディズムに溢れる顔立ち、和服をまとった凛とした佇まい、それは正に職人!
こちらも負けじと、サングラスのタモリ顔、マントをまとったぽっこりお腹、こちらは正に探偵です!
 
まずは、引き分けということで・・・(^^)
 
それはさておき、注文は大将のお任せに決定!
「本物」と言われる技を見逃すまいとルーペを光らせるぼり。
※ちなみにランチは千円で握りが食べられるよ(^▽^)/
 
 
 
早速、大将の手元を「Let's スコーピング☆」
するとそこには「熟練の技」により、次々と魚が捌かれていく光景が!
スーパーで買い物をした主婦の袋詰めのごとく、全く無駄のない動きである!
 
つい見とれてしまったぼりだが、タイミングを見計いインタビューする。
 
き「創業して何年ですか?」
大「約45年だね」
き「お店のこだわりはどこですか?」
大「特にないよ」
 
聞き慣れた返答に、口説き方を模索していると、大将はつぶやくように言う。
 
大「当たり前の事を当たり前にしてるだけだから」
 
と、追い打ち。今夜はガードが堅そうだとうつむくぼり。すると家庭ではなかなか見かけない釜の音に目を戻す。
 
 
素早く米をとぎ、釜を女将さんに渡す大将。
珍しい光景に、待ってましたとばかりに質問する。
 
き「シャリは釜炊きなんですか?」
大「そうだよ。最近の若ぇもんはコイツじゃ炊けねぇんだ。電子釜ばっかでな・・・」
 
(ぼりなんて電子釜どころか毎晩サトウのご飯でスイマセンm(_ _)m
なんて心でTweetしていると、ヒラメの刺身が到着!
 
 
しっかり歯ごたえを感じられるバランスの良い厚みに切られており、日本酒のお供に最適かも(^^)♪
今日は健康診断の前日で飲めなかったけど、再訪した時はお酒と一緒に楽しみたいな☆
 
 
 
そして、トロ・ウニイカなど次々に提供される握りをじっくり味わう。
シャリの量は控え目、ネタは鮮度が高くどれもウマイ!!
寿司を食べる幸せを感じる内に、口の中は「ボリシャス!」の確変に突入www
 
 
玉子にはハモ・シマエビが入っていて、ほどよい甘さに仕上げてあり上品な味わい♪
 
 
 
コハダとアナゴは江戸前にこだわり、東京湾で獲れたネタだけを使用しているんだって。
他にもこだわりの一片が「煮切り醤油」。
こちらは醤油を一度沸騰させ、調味料を加えて作られていて、塗られたネタは一味違った味わいになる。
 
 
 
そして、一番豪快で目を引き付けられたのは車エビのオドリ。
ボリボリと音を立てて指で殻を剥くと、10秒も経たないうちに握りになってしまうのだ!
取りたて、もぎたて、握りたて!すぐさま口に運ぶと、その食感に一発K.O.!!
是非食べてもらいたい一品だ(^O^)
 
腹を満たしたぼりは帰り道、口に残る余韻に浸りながら大将の話を思い返してみる。
その瞬間、ハッと気付く!!
 
釜炊きのシャリ、江戸前のネタ、煮切り醤油・・・
ぼりが感じる「こだわり」は、大将にとって「当たり前」の事であり、息をするのと同じ事。
だからこそ「特にこだわりはない」と言ったのだ!
 
これぞ本物の職人であり「職人が惚れる職人」たる由縁だ!
 
モヤモヤが解けてスッキリしたぼりだが、翌日の健康診断を思い出し眉間にしわを寄せるのであった。
                                             6杯目へ続く・・・
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